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【883】Re:【2008日本プロ野球戦力分析】
 ごんじろう  - 2008/06/13(金) 00:46:38 -

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   【北海道日本ハム】 =極貧打線は解消できず、黄金時代の到来は梨田新監督の手腕次第=
MVP小笠原の移籍と新庄の引退という攻と守の要を失い、エース金村・新人王江尻という左右の両輪を欠き、セットアッパー岡島も移籍と、チームの主軸がごっそりと不在となった中でのリーグ連覇は驚きの一語。三連覇を果たし黄金時代を築くことができるかが焦点。
機動力や小技を絡めて得点し、投手を中心に守り勝って連覇を果たした昨季の戦い方から大きな変化はない。スピードや器用さを持つ好選手が揃うだけに、主軸打者の働きが得点力を左右しそうだ。
森本・田中・稲葉の上位打線は不動。4番に予定される新外国人のスレッジはオープン戦で適応力を見せ始めている。ただ、調整不足のジョーンズや高卒新人の怪物中田が開幕から戦力になるのは難しく、最大の弱点である長打力不足は未だに解消されない。
一方の投手力は、開幕投手が内定したダルビッシュやグリン・武田勝・藤井らリーグ有数の先発陣の編成。救援にも武田久とマイケルが控えるが、岡島・押本の様な安定した中継ぎがあと1、2枚欲しいところ。6人がゴールデングラブを狙える内外野の攻撃的な堅守は今季も強力な武器になる。
極貧打線と同様に不安要素は、大エースダルビッシュの故障と梨田新監督の手腕。投手力偏重チームの為ダルビッシュがこけたら皆こけたということにもなりかねず、また大阪近鉄時代の梨田監督は、初年度最下位→“いてまえ打線”を爆発させ優勝→2位→3位→5位と、頂点にあったチームの力を維持させる事ができていない点、打撃偏重チームしか率いた経験が無く今回率いるのはそれとは全く正反対の投手偏重チームであるという点、などその舵取りが注目される。

先発ローテ:@ダルビッシュA藤井BグリンC武田勝D吉川Eスウィーニー(多田野)
中継ぎ:建山・武田久  抑え:マイケル
2007 ⇒ 2008予測
ディフェンス=A ⇒ A (−金村−押本 +藤井+多田野+坂元)
オフェンス=F ⇒ F (−セギノール +スレッジ)
総合力=A ⇒ B (−梨田監督 可能順位:1〜4位)

【千葉ロッテ】 =屈指の攻撃力・先発投手力、然し救援投手陣不在=
阪神で云うところのJFK、抑えの切り札だった小林雅、左右の中継ぎ・藤田と藪田の3投手がごっそり抜けた穴は、若手や新戦力で埋める。だが、抑え役に関しては図抜けた存在がなく、1人に固定しないでシーズンに入る。それがどこまで機能するか。
先発投手陣は、昨季16勝(1敗)の成瀬、13勝(3敗)の小林宏が万全の仕上がり。中堅の渡辺俊、小野、2005年の新人王・久保も順調だ。清水の出遅れは気掛かりだが、今季も6投手で回す考えに変わりはない。2年目の大嶺、新人の唐川も早めに台頭しそうだが入り込む先発枠がなさそう。
攻撃陣の生命線は、西岡と早川の俊足1・2番コンビ。昨季のチーム総得点(629得点)の4分の1近くに当たる148得点を稼いだ2人は、今季も同じ役割を担う。勝負強さが増した4番サブローの前後を、復調気配の福浦と故障から回復したズレータが固める打線は、昨季以上に繋がる布陣になった。
信頼できる中継ぎ・抑え投手の不在が不安だが、3年振りの美酒も期待できる。

先発ローテ:@小林宏A成瀬B渡辺俊C小野D清水E久保(唐川)
中継ぎ:不在  抑え:不在
2007 ⇒ 2008予測
ディフェンス=B ⇒ C (−小林雅−薮田−藤田)
オフェンス=B ⇒ B (+ズレータ+福浦)
総合力=A ⇒ B (可能順位:1〜5位)

【福岡ソフトバンク】 =故障者の早期復帰と馬原の代役が課題=
投打の「穴」がどこまで埋まるか、流動的な部分も残る。昨季リーグ1位の防御率を残した投手陣は、エースの斉藤が右肩手術の影響から復帰は来季にずれ込みそう。和田も開幕ローテーションに間に合わない。抑えの馬原の不在も痛い。先発は当面、杉内と新垣・ガトームソン・スタンドリッジらが柱となる。新加入の大場(東洋大)とパウエルは力がある。2年目の大隣も控え、彼らの働き次第では昨季以上の厚みを持つ可能性もある。
攻撃陣も主役の1人、小久保が左手首手術で出遅れた。3年目の松田に代役の目処が立ったが、大村や本多の故障は誤算。昨季苦しんだ松中に復調の気配があるのは明るい材料。江川ら若手に成長の跡が見える。戦力が整うまで序盤をどう乗り切るかもポイントだ。
王監督最後の采配とも囁かれる決意のシーズン、投打のバランスも良く福岡ソフトバンクとなって初の優勝を狙う。

先発ローテ:@杉内A大場B新垣C大隣DガトームソンE和田(パウエル・スタンドリッジ)
中継ぎ:小椋・久米  抑え:不在
2007 ⇒ 2008予測
ディフェンス=A ⇒ B (−斉藤−馬原 +大場+大隣+久米)
オフェンス=C ⇒ C (−故障者 +松中)
総合力=B ⇒ B (可能順位:1〜4位)

【東北楽天】 =岩隈復活で充実した先発投手陣、不安は野球密度と抑え・福盛の穴=
先発陣が揃いようやく「戦えるチーム」に変貌した。これで念願のAクラス進出も夢ではなくなった。過去2年間、故障に苦しんだエース岩隈が闘志を燃やし、2年目で自信を深めた田中、自己最多の8勝を挙げた朝井ら先発の駒が充実。新人・長谷部の左膝故障による出遅れは残念だが、リーグ最多の65試合に登板した左腕・渡辺恒ら中継ぎの層も厚い。課題は、TEXに移籍した福盛の穴を埋める抑え。有力候補だった小山が不安定で、ドミンゴ・青山ら流動的な状況となっているのが気掛かりだ。
打線は、2年目の渡辺直・高須の1・2番候補を軸に、クリーンアップに繋げる機動力野球が期待できる。本塁打・打点の2冠に輝いた山崎武、昨年不振に終わったフェルナンデス、リックの主砲が爆発するなら、「契約最終年を野球人生の集大成に」と話す野村監督率いるチームは、台風の目となり得る。
その為には、先ずは凡エラー・ボーンヘッドなど初歩的なミスを無くし、野球密度を濃くする事が肝腎だ。

先発ローテ:@岩隈A田中B朝井C永井DドミンゴE長谷部(一場)
中継ぎ:渡辺恒・有銘・青山・小山  抑え:不在
2007 ⇒ 2008予測
ディフェンス=F ⇒ D (−福盛 +岩隈+長谷部)
オフェンス=C ⇒ C
総合力=D ⇒ C (+野村野球の浸透 可能順位:3〜5位)

【埼玉西武】 =豊富な投手陣、打撃力の底上げが実れば優勝戦線も=
2年ぶりのAクラス奪回へ、先発投手陣の顔触れは揃った。昨季17勝で最多勝の4年目涌井を筆頭に、昨季新人で11勝の岸、ベテラン西口、新外国人のキニーの右腕に加え、ヤクルトから移籍した石井一には左腕の柱として期待が掛かる。中継ぎも右の岩崎・山岸、左の三井・星野と枚数は豊富だ。
課題は抑え。昨季期待を裏切った小野寺、途中から抑えに回ったグラマン、中日から加入の岡本の候補者から、1年間を通じて安定感のある守護神の出現が待たれる。
攻撃では、カブレラと和田が抜けた中軸打線の立て直しが急務となる。8年目の中島と7年目の中村、昨季25本塁打のG佐藤、新外国人のブラゼル、ベテラン江藤ら長距離砲は数多く、彼らの奮起で2人の穴をどこまで埋めるか。早朝の打撃練習など打撃力の全体的な底上げに奮闘中、その成果はオープン戦でも出始めている。

先発ローテ:@涌井A石井一BキニーC西口D岸E帆足
中継ぎ:星野・岡本・小野寺  抑え:グラマン
2007 ⇒ 2008予測
ディフェンス=D ⇒ C (+石井一+キニー+岡本)
オフェンス=C ⇒ B (−カブレラ−和田 +ブラゼル+ボカチカ+全体的な底上げ)
総合力=D ⇒ B (可能順位:1〜4位)

【オリックス】 =先発陣は未知数、大砲並べるも鍵は出塁率=
先発投手陣は平野・金子・岸田が若手の三本柱となる。金子と岸田は昨季途中から台頭してきた期待株。勢いは感じるものの、年間を通した活躍は未知数だ。2年連続で160回以上投げているデイビーのスタミナは頼もしい。だが、数年来の左腕不足は今年も懸念材料だ。
春季キャンプ中にけがで離脱した大久保の穴は大きく、中継ぎ陣の負担増が心配。抑えの加藤は好調で、まずは昨年の26セーブ以上を目指す。
打線は中軸に長打力のあるローズ・カブレラ・ラロッカ・濱中・清原を配置。狙いは得点力アップだが、「機動力」「守備力」のあるチームが上位に来る昨今、どこまで通用するのか。何より、彼らの前に走者を出すことが重要で、坂口や大引・後藤らが大幅に出塁率を上げなければ、「超重量打線」も機能しない。

先発ローテ:@平野A金子B岸田CデイビーD中山E近藤(川越・光原)
中継ぎ:小松・山本・大久保  抑え:加藤
2007 ⇒ 2008予測
ディフェンス=D ⇒ E (−大久保−故障者)
オフェンス=D ⇒ C (+カブレラ+濱中)
総合力= E ⇒ E (可能順位:4〜6位)

【パシフィック総括】 ( )=総合力評価
黄金時代への突入を目論む守備力の北海道日本ハム(B)、打力の千葉ロッテ(B)、バランスは高いレベルだが故障者抱える福岡ソフトバンク(B)は、何れも一長一短あり横一線、優勝も有り得るがBクラスも有り得る。寧ろバランスで云えば埼玉西武(B)が台風の目、優勝戦線に割って入る事も充分可能。東北楽天(C)もAクラス入りが射程圏内。Bクラスが確定的なのはオリックス(E)1球団のみと、混戦必至の様相だ。

順位@ABCDE
ハム←−−→
ロッ←−−−→
ソフ←−−→
楽天  ←−→
西武←−−→
オリ   ←−→

2008.03.15 ごんざぶろう

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【882】【2008日本プロ野球戦力分析】 ごんたろう 2008/06/13(金) 00:38:18
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